2025.06.15
「トイレの壁を漆喰にするメリットとデメリット|におい・カビ対策に効果的な自然素材の魅力」
「トイレ掃除をしても嫌なにおいがすぐ戻ってしまう」
「カビが発生しやすく、湿気がこもる」
「漆喰の壁に憧れるけれど、手入れが大変そうで迷っている」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

長年住んでいる家のトイレは、どうしてもアンモニア臭や湿気による不快なにおいが発生しやすくなります。
また、狭く閉ざされた空間であるため、湿度が高まりカビが繁殖しやすい環境でもあります。
そんなトイレ空間の悩みを解決してくれる素材が「漆喰(しっくい)」です。
壁を漆喰にすることで、においを軽減したり、湿度を自動的に調整してカビの繁殖を防ぐ効果が期待できます。
左官仕上げによる独特の質感は、見た目にもモダンで上品な印象を与えてくれます。
一方で、漆喰にはメンテナンスの手間やコスト面で注意点もあります。
今回は、トイレの壁を漆喰にするメリットとデメリットについて詳しく解説します。
漆喰壁にするメリット
1. おしゃれで上質な雰囲気を演出できる
漆喰ならではの自然な風合いとマットな質感は、光の反射をやわらげ、落ち着きのある空間を演出します。
トイレのような小さな空間でも、壁を漆喰にするだけで上質で個性的な印象に仕上がります。
2. 調湿効果でカビの発生を防ぐ
漆喰には優れた調湿性能があり、室内の湿度を一定に保つ働きがあります。
トイレのように湿気がこもりやすい空間でも、結露を防ぎ、カビの発生を抑えて快適に保つことができます。
3. 消臭効果でにおいを軽減できる
漆喰は多孔質の素材で、空気中の水分とともにアンモニアなどの臭気成分を吸着・分解します。
自然の力でにおいを軽減できるため、消臭剤や芳香剤に頼らなくても清潔な空気を保つことができます。
漆喰壁にするデメリット
1. 汚れが沁み込みやすく掃除が難しい
漆喰は表面に細かい凹凸があるため、水分を含んだ汚れが付着すると簡単には落としにくくなります。
汚れがつきやすい部分は、専用のコーティング剤やパネル材で保護するなどの工夫が必要です。
2. ビニールクロスより費用が高い
漆喰は天然素材であり、施工には職人の技術が必要なため、一般的なビニールクロスに比べて費用が高くなります。
ただし、トイレは比較的小さな空間のため、家全体のリフォームに比べて費用負担は大きくありません。
「少ない面積で漆喰の質感を取り入れたい」という方には、コストを抑えながら高級感を演出できるおすすめの場所です。
まとめ
漆喰の壁は、デザイン性と機能性を両立できる優れた自然素材です。
特にトイレのように湿度やにおいの悩みが発生しやすい場所では、その効果を実感しやすいでしょう。
やわらかな光の反射と落ち着いた雰囲気が、日常の小さな空間を快適にしてくれます。
「手入れが大変そう」と感じる方も、施工範囲を限定することで無理なく取り入れることができます。
伊沢工務店では、漆喰を使った内装や、自然素材を活かした家づくりのご提案を行っています。
デザインやコーディネートのご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。